「目を閉じて食べる」と、なぜ体がラクになるのか?

〜情報を減らすことで、消化と感覚が整う話〜

食事中、スマホを見ながら食べていませんか?
動画やニュース、SNSを眺めながら、気づけば「あまり味を覚えていない」という方も少なくありません。

そんな現代だからこそ、一度試してみていただきたいのが
「目を閉じて食べる」という方法です。

少し意外に聞こえるかもしれませんが、実はこれ、体にとって理にかなった食べ方でもあります。

私たちの脳は、普段とても多くの情報を処理しています。

特に「視覚」は情報量が圧倒的に多く、
脳が受け取る情報の多くは“目”から入ってきているとも言われています。

つまり、食事中も

・スマホの光
・文字情報
・映像
・周囲の動き

などを脳が処理し続けている状態です。

すると、脳も神経も「休まらないまま食べている」ことになります。

そこで、ほんの数秒でも目を閉じて食べてみる。

すると不思議と、

・香りを強く感じる
・食感がわかりやすくなる
・噛む回数が自然に増える
・食べるスピードが落ちる

という変化が起こりやすくなります。

これは、視覚に使っていた脳のエネルギーが、
「味覚」「嗅覚」「体の感覚」に回りやすくなるためです。

また、整体の現場でも感じますが、
“常に情報を受け取り続けている人”ほど、呼吸が浅く、食いしばりが強い傾向があります。

食事中に目を閉じる時間をつくると、
自然と呼吸がゆっくりになり、副交感神経(休息モード)が働きやすくなります。

実は、消化は「リラックスしている時」に進みやすいもの。

逆に、

・急いで食べる
・考えごとをしながら食べる
・動画を見ながら流し込む

といった状態では、胃腸は働きにくくなります。

「ちゃんと食べているのに疲れが抜けない」という方は、
“何を食べるか”だけでなく、
“どんな状態で食べているか”も大切かもしれません。

おすすめは、最初のひと口だけでも構いません。

食べる前に一度深呼吸をして、
目を閉じながら、ゆっくり噛んでみる。

すると、普段は気づかなかった

「こんな香りだったんだ」
「意外と噛んでいなかったな」
「もう十分満たされていたかも」

そんな感覚が戻ってくることがあります。

現代は、“情報を食べすぎる時代”とも言われます。

だからこそ時々は、目を閉じて、
「食べること」そのものに意識を戻してみる。

それだけでも、脳や神経、胃腸にとっては、
小さな休息になるのかもしれません。

「春はつらい季節」から
「少しラクに過ごせる季節」へ。
そのきっかけを、一緒につくっていけたら嬉しいです。

それでは
お体 お大事になさってください。

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